中学生の頃、祖父母から譲り受けた北海道犬と暮らしたことがあり、その後また犬をと考えた時にやはり北海道犬を選んだという南さん。飼い主にとても忠実な性格と狩猟犬としての野性味が魅力だと話す。CMでは白い犬が登場しているが、北海道犬は茶褐色の赤、虎、胡麻、灰などいろいろな毛色を持ち、南さん宅には、赤が3頭と灰が1頭の4頭が暮らしている。この中で8歳になる大和が多くの展覧会、顔つきや体型を競ういわば北海道犬の美男美女コンテストに出て、賞を受けてきた。「最初は番犬として育てていましたが、繁殖をしている方にいい犬だから展覧会に出してみたらと勧められたんです。初めて出場して、クラス1位に。そこから展覧会に出すことが楽しみになり、4年後は日本一になりました。展覧会は、人間や他の犬もいる中でのことなので、僕としっかりコミュニケーションができるよう日々トレーニングは欠かせません」。最近は家庭犬としてのニーズも増えている北海道犬。繁殖も行う南さんによると忠誠心の他には、物覚えがよくて、空気を読むことがすごくうまい犬種だそう。そんなところはCMでの役柄とも重なり、親近感が湧く。