特集 Meet your “EZO” standard. EZOのいい“もの”。
刈田 有紀さん #05

帽子作家

刈田 有紀さん

かぶった瞬間に新しい印象を与えてくれる帽子の力、刈田さんがつくり出すアートな帽子の世界は、老若男女誰をも虜にしている。

かたちがディティールが
ストーリーを語る、アートな帽子

 築70年の建物、その最上階にある〈テルコ〉のアトリエ。階下までミシンの音が響くという木造の空間に、アーティスティックなデザインの帽子はよく似合う。物心ついた時から洋服づくりを楽しみ、自分の服はもちろん、友人の服をつくることも多かったと言う刈田有紀さん。転機が訪れたのは30歳の時、ずっと好きでやりたかった“ものづくり”を仕事にしていこうと決意。服やバッグ、そして帽子をつくり、最も評判が良かった帽子づくりを仕事にした。しかしその帽子づくりに対する考え方はユニークで独特だ。「彫刻を学んでいたこともあり、帽子づくりも私にとっては何らかの“立体”をつくるという感覚なんです。いつも始まりは、こういうかたちができたら面白いんじゃないかというところから。デザインのモチーフは、空や海、生物など、いつも目にしている自然の中から得ることが多いですが、気付くのはつくった後」と笑う。一方、ファッションアイテムの中で最も顔の近くにあり、そのスタイルが全体の雰囲気づくりに大きな影響を及ぼす帽子。この特別な存在への興味は尽きず、ヨーロッパをはじめ伝統ある帽子の世界はまだまだ学び足りないと話す。今まで開催された展示会では、学生時代に養った創造力を存分に発揮し、展示会そのものがエンターテインメントという、空間演出までをトータルに表現した世界をつくり上げていた。こうした会場には、帽子だけではなく美術やデザインを見に来てくれる人もいたと言い、その後の舞台衣装や美術制作など、新たな分野での活躍へとつながっていった。もちろん、展示会ではたくさんのお客様との出会いがあったそう。子どもから90代まで、男女比は半々くらいと幅広い層の支持を受けている。皆どこにも売っていないもの、かといって個性的過ぎずに自分らしさを出せるものをと刈田さんの帽子を求める。かぶった瞬間に新しい印象を与えてくれる帽子の力、刈田さんがつくり出すアートな帽子の世界は、老若男女誰をも虜にしている。

EZO裏バナシ

  • モードな黒い帽子はなんと工事で使う配管のエルボという部分がモチーフ。雲の動きをイメージしたグリーンの帽子はツバを自在に動かしてスタイリングが可能と、デザインのみならず、機能性がプラスされた帽子も。200種類近くも用意する生地から好きなものを選び、気に入った型でオーダーメイドできる。

  • 最も縫製技術の高さを感じてもらえるのが、ジャケットやコートだと話す笠原さん。

  • その着心地の良さと長く着ることができる耐久性の背景には、着る人を思った服づくりが存在している。

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